東京リコーダーオーケストラ（TRO）は、国内はもとより世界的にも数少ないプロフェショナルなリコーダーオーケストラ。大小10種類のリコーダーを組み合わせ、従来の編成のオクターブ上下に音を重ねていく独自の合奏法により、大編成によるリコーダー合奏の新しい魅力を追求している。

1985年、全日本リコーダーコンクールにおいて最優秀賞を受賞したメンバーを中心に、在京のソロ、アンサンブルで活躍中のリコーダー奏者が集まり結成される。
86年より全国各地でコンサートを開催。特にシリーズで開催されていた「モダンコレクション」「オルガン作品集」では、多くの新曲、新編曲を紹介。また、公民館、国立社会教育実践センター（旧社会教育研修所）などにてレクチャーコンサート等を開催してきた。
88年、デビューアルバム「リコーダー合奏の魅力」（LP）をリリース。
99年、アントレ古楽シリーズよりCD「セビーリャ」を、03 年には同シリーズよりCD「トッカータとフーガ 二短調」が全国発売される。
2001年、CD「梁 邦彦 パノラマ」のレコーディングに参加。
03年、台湾にてリコーダー合奏に関するワークショップを開催、また、国家音楽庁にてコンサートを開催し、好評を博す。
05年、07年、TV アニメ「英國戀物語エマ」（梁邦彦 作曲）のレコーディングに参加。
06年、ソウル「芸術の殿堂」ホールにて、梁邦彦氏とのクリスマス・コンサートに出演。
09年、東京リコーダー音楽祭2009（東京文化会館） に出演。
10年、アントレ古楽コレクションズ ガラ・コンサート（カザルスホール）に出演。
19年、銀座のヤマハホールにて「モダンコレクション 2019」を開催。
その他、NHK 教育TV「トゥトゥ・アンサンブル」「歌えリコーダー」への出演、パントマイムとの共演等、幅広く活動している。

アンサンブル・テクニックに支えられたTROサウンドは、“純正率のパイプオルガン”に例えられるように、重厚で温かく深い味わいで聞き手の心を癒している。

『令和』アフリカ組曲 第28番 第3楽章［委嘱初演］（S.ジーク）

『令和』アフリカ組曲 第28番 第2楽章［委嘱初演］（S.ジーク）

『令和』アフリカ組曲 第28番 第1楽章［委嘱初演］（S.ジーク）